令和4年度は2回のイニシアチブ会議を開催し、山岳科学センターの重要な案件である以下の2件について議論を行なった。
1 MSCの大型予算獲得のためのセンター内機能強化予算配布課題
(1) 山岳県・長野県における野生動物・外来生物の集団動態評価および管理のための研究基盤整備~遺伝解析から農村研究までPertIII~(代表:津田吉晃、配分額65万円)
(2) 流域内の多様な立地における土砂管理に向けた土砂動態のプロセス解明(代表:山川陽佑、配分額80万円)
(3) 草原の生態系サービス評価:エコ・ブランディングによる草原復活シナリオ(代表:田中健太、配分額70万円)
(4) その他、個別研究課題として4課題について25万円の支援を行うことを決定した。
2 MSCシンポジウムの決定
本年度は、大型予算獲得のための連携強化などの目的で、重点課題(2)の「長野県における野生動物保護管理について考える」をテーマに長野県でシンポジウムを実施することとした。次年度以降もMSC重点課題のどれかをテーマとしてシンポジウムを実施する可能性があることとした。