筑波実験林:里山林の動植物保全・育成管理(2022年度)

2020年から筑波実験林でアライグマの生息が確認されている。今年度も茨城県アライグマ防除実施計画に基づき、防除を行った。捕獲を担当する職員がつくば市のアライグマ防除従事者登録を行った上、2022年4月から2023年3月まで30回箱わなを設置した。今年度は実験林構内の作業舎内で幼獣と思われる鳴き声を確認し、同作業舎内に設置した箱わなにてアライグマ成獣メス1個体を捕獲。幼獣は6個体(メス3個体、オス3個体)いた。野外での捕獲ではアライグマ成獣メス2個体捕獲した。


中型獣捕獲用箱ワナ

筑波大学山岳科学センター筑波実験林の哺乳類相を把握するため、2022年4月~2023年1月に、自動撮影カメラを設置した。定点調査地として、タヌキのため糞場、管理棟脇の2か所を設定した。また定期に1か所で自動撮影カメラを設置した。カメラの機種はSP3、CL2、Trail Camera等を使用した。2022年度に自動撮影カメラで撮影された哺乳類は、タヌキ、ハクビシン、アライグマ、二ホンイタチ、二ホンアナグマ、ノネコ、ネズミ類であった。


アライグマ(2022年7月2日撮影)


二ホンイタチ(2022年10月27日撮影)

Back to Top Page