2020年から筑波実験林でアライグマの生息が確認されている。今年度も茨城県アライグマ防除実施計画に基づき、防除を行った。捕獲を担当する職員がつくば市のアライグマ防除従事者登録を行った上、2023年4月から2024年3月まで50回箱わなを設置した。今年度はアライグマ成獣オス3個体、メス1個体捕獲した。
中型獣捕獲用箱ワナ
筑波大学山岳科学センター筑波実験林の哺乳類相を把握するため、2023年4月~ 2024年1月に、自動撮影カメラを設置した。定点調査地として、タヌキのため糞場(跡)、管理棟脇の2か所を設定した。また、不定期に3か所で自動撮影カメラを設置した。カメラの機種はSP3、Trail Camera等を使用した。2023年度に自動撮影カメラで撮影された哺乳類は、タヌキ、ハクビシン、アライグマ、キツネ、二ホンイタチ、ノネコ、ノウサギ、ネズミ類であった。自動撮影カメラの調査開始以降、キツネが初めて確認された。
キツネ(2024年1月22日撮影)