筑波実験林:里山林の動植物保全・育成管理(2024年度)


2020 年から筑波実験林でアライグマの生息が確認されている。今年度も茨城県アライグマ防除実施計画に基づき、防除を行った。捕獲を担当する職員がつくば市のアライグマ防除従事者登録を行った上、20244月から10月まで27回箱わな(図1)を設置した。今年度はアライグマ成獣メス1個体(図2)捕獲した。

  

1 中型獣用箱ワナ        図22024416日に捕獲されたメス

 

筑波大学山岳科学センター筑波実験林の哺乳類相および生息状況について明らかにすることを目的とした自動撮影カメラによる調査を実施している。202410 20253月に、自動撮影カメラを設置した。定点調査地は、タヌキのため糞場跡(以前ため糞場として使われていた場所)、管理棟脇の2か所である。カメラの機種はそれぞれSP3およびTrail Cameraを使用した。2024年度に自動撮影カメラで撮影された哺乳類は、タヌキ、ハクビシン、アライグマ、ニホンイタチ、ノネコ、ネズミ類であった(図3)。

3. 2024年度に自動撮影カメラで撮影された哺乳類

 

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