本年度はアドバイザー会議をオンラインで6月30日に開催した。出席者は以下の通りである。
(学外委員)
中静 透 森林研究・整備機構 森林総合研究所長
東城 幸司 信州大学 副学長
増澤 武弘 静岡大学 防災総合センター客員教授
横山 智 名古屋大学 大学院環境学研究科教授
(学内委員)
呉羽 正昭 センター長
出川 洋介 山理解領域長(菅平高原実験所長)
清野 達之 山管理領域長(八ヶ岳演習林長)
興梠 克久 山活用領域長
川田 清和 筑波実験林長
山川 陽佑 井川演習林長
アドバイザー会議では筑波大学山岳科学センターの2024年度の活動報告を次の項目別に実施した。
1)MSCセンターの全体トピックについて
2)各研究領域のトピック等について
<山理解領域>
<山管理領域>
<山活用領域>
3)ステーションのトピック等について
<菅平高原実験所>
<八ヶ岳演習林>
<井川演習林>
<筑波実験林>
4)その他
各委員からは全体的,また個別的にさまざまな意見を頂いた。頂いた意見を十分に取り入れて今後の当センターの活性化や発展のために尽力していく予定である。以下に主な意見を記載しておく。●印は外部委員からの質問または意見、◎印はその質問への回答である。
● 全体として、研究費もかなり獲得されて社会貢献もすごくされており、高い評価をもたらしている。この人数でよくこれだけのことをたくさんできている。
● 技術職員の総合技術研究会という仕組みはどのようなものでしょうか。技術職員のキャリアの問題もいろいろあるところで、インセンティブをどういう風に高めていくかは難しいことで非常に良い制度で勉強になった。
◎ 大学内にあるいろいろなセンターに技術職員が配置されているのですが、それを一つにしてみようという大学独自のものです。
●教職員の方々が疲弊しないようにバランスを考えながら運営を進めていただければと思います。遠隔地で場所も離れているので、連携を取って必然的に情報が集まってくるシステム、プレスリリース等を組織的に行えるようになると良い。
◎プレスリリースについては生命環境系全体の問題でもあり、センターとしてもそれとすり合わせながら進めていきたい。
●中部山岳の国立公園で菅平と同様に昨年度が90周年でコンソーシアムを立ち上げてイベント的に総合調査のようなことができないかと議論中であり、センターとして、関わっていただけると有難い。
●少人数で各フィールドステーションを運営されていることに驚いている。各フィールドステーションの少人数での運営で宿泊対応までされている八ヶ岳、井川演習林については、教育の根幹に関わるところなので予算措置をしていただきたい。
●菅平でのフィールドICTミュージアムの進捗状況について、ご教示いただきたい。
◎ 再度、本格的に取り組むべきと思っている。
●上田市の菅平自然館が廃止される傾向になっているのですが、それを何とか復活、再生する方向に頑張っていただきたい。
●川上演習林のカラマツの施業林は、規模的に何年かけて行う事業なのか。また、自伐林業の研究をされている方々と一緒にやられても面白いのでは。
◎ 大きな事業となり、2017年実施分については、1ヘクタールを4ヶ所に分けて県の補助金をいただいて伐採した。
●2025年7月の中旬に井川に大きな南アルプスユネスコエコパーク井川ビジターセンターが開館する。教室、セミナー室完備の施設なので、井川演習林で使用していただき発展的に成長して行ければ有難い。
●筑波大学は実習が多いとのことだが、筑波実験林で附属病院との連携でリワークデイケアにも取り組まれていることは評価できる。