3−4.サポーター組織
一般開放と同時に地域住民からなる森づくりサポーター(ボランティア)を募集します。八ヶ岳演習林周辺の地域住民や別荘利用者には森づくりに関心があっても「場」がないグループや人がいますし、寒冷地ゆえに薪用木材の調達に関心のある人がいますので、一定の需要は見込めると期待しています。
サポーターには必要な技術指導をしながら育林作業や基礎調査のお手伝いをしてもらいます。作業で出る不要木を希望者に引き取ってもらえば、サポーターと演習林の双方にとってメリットになります。地元の人たちと別荘利用者、年配の人たちと子供連れの家族など、異なる階層の人たちの交流や情報交換の場となることも意識しながら運営します。将来的には林業体験教室や観察会で中心になって活動してもらうことを目指します。
また、正規の実習だけでは物足りない学生や、日程や所属の都合で実習に参加できない学生などを対象として筑波大生のサポーターも2016年度から募る予定です。森づくりへの参加のほか、伐倒前の毎木調査や生物相調査、地元サポーターとの交流などのイベントを企画します。学生サポーターについては、交通費の支援などを制度化することを目指します。
技術職員ないしは非常勤職員のサポーター担当者を置き、ニュースレターの発行やサポーターとの連絡調整にあたります。また、サポーターが屋外作業中に休憩できる建物を確保します。