4−3.森の食ゾーン(1.73ha)
- 管理棟や学生宿舎棟の南東側のエリアは、樹高20mを超えるカラマツ・ストローブ林の間に帯状に草地が入っています。2013年度に一部の高木は伐採しましたが、現状でも山菜取りやきのこ取りは楽しめるので、他のゾーンが軌道に乗るまでは草地部分の年2回ないしは3回の草刈という現状の管理を続けます。
- 山菜取りなどは他のゾーンでも可能とします(立ち入り禁止区域を除く)。
4−4.防風林ゾーン(1.55ha)
- 30m前後の幅で構内全体を囲っていた防風林は、北側の保存林(NO-04)を除いて2014年度までにすべて伐採しました。また、2列の内部防風林(SI-18〜20とNI-12, 21, 33)も2013年度に伐採しました。今後は防風林として管理するのは西側のみとします。その西側も、日照を妨げることのないように道側を低くし、高さを水平距離の1/2以下とし、幅は25m以内、高さは10m以内に抑えます(図3参照)。
- コスト低減のため、防風林ではなるべく新規の植栽は行いません。伐採後に新たに生えてくる木を残すことによって樹林の形成を図ります。針葉樹の高木については芯止めによって高さを抑え、広葉樹の高木については適宜伐採します。
- 管理のため、防風林内には2本ないしは3本の作業道を設けます(図3参照)。基本的には乗用草刈り機で幅2m程度を刈り取るだけとします。
- 2011年度から2014年度までに約6haを皆伐したため、伐採木が大量に出ました。うちカラマツが30%、ストローブマツが60%余りです。
- これらの伐採木のうち太さ・長さが十分なものは伐採業者が引き取り、木材市場または製材工場に出荷されました。残りのうち根株や形が悪くて太い材は大型チッパーを借りて(または請負にて)チップ化し、場内で活用しています。
- 細い幹などの残材については演習林のチッパーでチップ化して歩道に敷いたり、丸太のまま歩道の境界等に活用を図ります。

図3.防風林の断面図(イメージ)