2023年度は,新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したこともあり、野外研究活動がコロナ禍以前の状況に戻りつつあった。構成員とその指導学生院生諸氏の活動概要は以下のとおりである。以下、項目ごとの活動概要を簡潔に示す。
森林管理と利用に関する取り組みでは、森林施業における基礎情報と鳥獣虫害対策の最適解を目指した森林管理に研究が行われた。
森林施業における基礎情報としては、
が、挙げられる。
鳥獣虫害対策の最適解を目指した森林管理では、
が、挙げられる。
治山防災の取り組みでは、
急峻な山岳域で頻発する土砂災害への取り組みに関する研究が行われた。ここでは、山地流域において樹木伐採によって斜面崩壊が助長される実態、ならびに、それに伴う土壌炭素および窒素の移動量について定量的に評価した研究が挙げられる。
山岳地域でのツーリズムに関する研究は以下の活動内容があった。
1998年長野オリンピック開催地域のレガシーについて、スキー競技が開催されたスキーリゾートにおける選手育成の観点から分析した論文をまとめた。また、中央日本のスキー場における夏季ツーリズムの展開について、北海道ニセコ地域における新型宿泊施設の立地動向について、それぞれの分析結果を学会大会で発表した。高原がもつ観光目的地としての魅力の一般性について、民間雑誌に寄稿した。今後は、山岳地域におけるツーリズム研究をより推進し、長野県白馬村の新型宿泊施設立地に関する現地調査を遂行する予定である。
査読有 | 査読無 | 計 | ||
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論文 | 学術雑誌 | 22 | 3 | 25 |
紀要等 | 0 | 3 | 3 | |
解説その他 | 0 | 2 | 2 | |
計 | 22 | 8 | 30 | |
著書 | 6 | |||
学会発表 | 国際会議 | 10 | ||
国内会議 | 24 | |||
計 | 34 | |||
一般講演等 | 14 | |||
その他の活動 | 5 |
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