7-2. 八ヶ岳演習林
(4)令和3年度の活動概要
事業活動では,八ヶ岳演習林の乾燥化対策としての導水路設置後の環境変化のモニタリングと土地境界部の環境保全を継続実施した。昨年度から開始した演習林独自の環境モニタリングの一環として,植物フェノロジー調査,森林土壌の乾燥(土壌水ポテンシャル),センサーカメラによる哺乳類行動観察を継続実施した。
川上演習林では,下草刈りなどの森林施業を実施した。更新伐地で,苗木のシカ食害が観測され,その対策としての基礎データの収集にあたった。
構内(恵みの森)に関しては,これまで通りの整備を実施した。防犯対策の強化の観点から,遊歩道コースの再設定と整備,防犯対策の強化を行ない,安全で快適な環境提供を目指した。新型コロナウイルス感染防止対策のさらなる強化改善を行なった。MSCのYouTubeチャンネルにて,林内と訪問する鳥類の様子のライブ配信を行なっている。
八ヶ岳演習林,構内・恵み森,川上演習林の三箇所で,定期的な動画撮影を行ない,。MSCのYouTubeチャンネルで定期的に公開している。
(5)施設利用実績
(5-1)施設利用者数
概要と詳細はこちら:「5-3. ステーション利用実績」
(5-2)施設を利用した実習
計16実習(公開実習:1、受託実習:2、その他:13)
詳細はこちら
実習例
- 陸域フィールド実習Ⅰ(自然保護寄付講座)
- 分子生態学実習
- 専攻実験・実習(2)(東京農業大学 地球環境科学部)
(5-3)施設を利用した研究
業績
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査読有 |
査読無 |
計 |
論文(MSC教職員の内数) |
学術雑誌 |
5(5) |
0(0) |
5(5) |
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紀要等 |
0(0) |
0(0) |
0(0) |
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解説その他 |
0(0) |
0(0) |
0(0) |
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計 |
5(5) |
0(0) |
5(5) |
著書(MSC教職員の内数) |
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学会発表(MSC教職員の内数) |
国際会議 |
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0(0) |
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国内会議 |
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2(2) |
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計 |
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2(2) |
一般講演等* |
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0 |
その他の活動* |
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0 |
*MSC教職員のみ
詳細はこちら:「9.MSC教員業績リスト」; 「10.ステーション利用による研究業績リスト(MSC教員外)」
研究テーマ
【MSC教職員・学生利用】
- 上條 隆志(教授)小型森林哺乳類の生態
- 津村 義彦(教授)全国スケールの相互移植による気候変動が樹木に及ぼす影響モニタリング調査
- 廣田 充(教授)ダケカンバの産地別生育試験、森林における土壌有機炭素蓄積量の高精度推定に関する研究
- 山中 勤(教授)森林降水の同位体比観測
- 上野 健一(准教授)森林気象
- 清野 達之(准教授)森林の更新動態
- 津田 吉晃(准教授)森林樹木の集団遺伝学および過去・将来の個体群動態の推定/分子生態学手法を用いた森林の管理および保全/人間活動が森林生態系に与える影響とその歴史
- 井波 明宏(技術専門職員)地域植物相の解明・絶滅危惧植物の保全
- 杉山 昌典(技術専門職員)小型樹上性哺乳類ヤマネ等の生態観察技術の開発
- 荒木 響子(学生)全国スケールの相互移植による気候変動が樹木に及ぼす影響モニタリング調査
- 蔡 一涵(院生)全国スケールの相互移植による気候変動が樹木に及ぼす影響モニタリング調査
- 坂巻 孟(院生)長野県川上村のカラマツ人工林における皆伐が樹上性小型哺乳類の生息に与える影響
- 吉沢貴行(院生)森林降水の同位体比観測
- Ragini Sarmah(学生)全国スケールの相互移植による気候変動が樹木に及ぼす影響モニタリング調査
【学内利用(MSC教職員・学生以外)】
該当なし
【学外利用】
- カッコウの托卵に関する研究、モズ類の移動・換羽に関する研究(フリーランス)
- カラマツ林とミズナラ林へのフェノロジー観測(長野県環境保全研究所・研究員)
- カバノキ属の花粉生産量に関する研究(京都府立大学・教授・常勤講師、琵琶湖博物館・学芸員)
- 森林土壌調査(京都大学・教授・院生)
- ダケカンバ植栽試験地におけるフェノロジーと呼吸、クロロフィル蛍光の調査(静岡大学・准教授、学生)
- サワラ林の林分動態に関する研究(信州大学・准教授、院生、学生)
- 森林における土壌有機炭素蓄積量の高精度推定に関する研究(神戸大学、岐阜大学、東京農業大学、日本大学・教授、准教授、専任講師、院生)
(5-4)社会貢献活動
概要と詳細はこちら:「5-4.社会貢献活動実績」