基盤的な事業については、演習林フィールドの維持管理(間伐・獣害防除・歩道補修など)、気象観測、河川流量観測などを例年通り行った。また、南アルプス地域の特性を生かした砂防、水文、生態学の調査研究を実施するとともに、主にそれら分野の教育・研究活動を受け入れた。研究利用は計11件(うち学生研究4件を含む)であった。森林生物学実習がコロナ禍後はじめて井川にて受入・実施となった。その他,今年度のトピック的な事業として下記が挙げられる。令和2年度より静岡県からの受託調査として実施しているニホンジカの試験捕獲業務は5年度目となった。施設設備整備においては,利用者からの要望などを踏まえて居住性の改善を行うとともに省エネ対策を進めた。
l MSC機能強化プロジェクト「流域内の多様な立地における土砂管理に向けた土砂動態のプロセス解明」
l 静岡県 受託調査事業 ニホンジカ試験捕獲
l 静岡県 狩猟スキルアップ講習会 講師
l 令和6年度南アルプス自然環境保全活用連携協議会 ニホンジカ対策ワーキンググループ会議
l 静岡県 環境審議会水循環保全部会
l 施設設備整備:エアコン設置(宿泊棟・脱衣所),電灯LED化(男女宿泊室,実験室,事務室),浄化槽修繕 など
概要と詳細はこちら:「4-3. ステーション利用実績」
計9実習(公開実習:1、受託実習:1、その他:9) 詳細はこちら
l 森林生物学実習
区分1 |
区分2 |
査読有 |
査読無 |
計 |
論文(MSC教職員の内数) |
学術雑誌 |
4(4) |
0(0) |
4(4) |
紀要等 |
0(0) |
1(1) |
1(1) |
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解説その他 |
0(0) |
0(0) |
0(0) |
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計 |
4(4) |
1(1) |
5(5) |
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著書(MSC教職員の内数) |
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0(0) |
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学会発表(MSC教職員の内数) |
国際会議 |
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1(1) |
国内会議 |
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9(9) |
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計 |
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10(10) |
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一般講演等* |
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0 |
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その他の活動* |
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0 |
*MSC教職員のみ
詳細はこちら:「8.MSC教員業績リスト」; 「9.ステーション利用による研究業績リスト(MSC教員外)」
l 大井川上流域の中小河川におけるトレイルカメラによる流速測定(学類生)
l 斜面崩壊形態と地形・地質構造の関係(院生)
l 大起伏山地河川での EC 連続観測に基づく流出源の空間的変動の検討(院生)
l 大起伏の付加体堆積岩山地における降雨流出特性に関する研究(教員)
l ニホンジカ給餌誘引捕獲に関する研究(技術職員)
l 過去の空中写真を用いた森林域における三次元モデルの作成(技術職員)
(該当なし)
l 斜面崩壊跡地を用いた土壌炭素蓄積過程の解明(静岡大学・教員および院生)
l 井川地域において現在の耕作地および耕作内容の観察と聞き取り調査を行い焼畑消滅後の在来野菜が自給農耕をどのように支えているか(総合研究大学院大学・院生)
l 流域内の多様な立地における土砂管理に向けた土砂動態のプロセス解明(森林総合研究所)山地上流部における穿入蛇行河川の発達過程の解明(森林総合研究所)
l 樹木根系の発達に伴う透水性の変化(森林総合研究所)
概要と詳細はこちら:「4-4.社会貢献活動実績」