概要： 5Gについては総務省、満喫プロジェクトについては環境省と話合いをもち、現時点では研究助成の受け皿となり得ないことを受け、まずはEcological Mirror Worldの具体例を提出することに専念することにした。
概要： つくば市と石岡市八郷地区における茅里の現状把握と問題意識共有、および持続的利用のため、MSC内外教員、関連団体、地域住民との連携を進めた。また、KEK茅場での植生調査や茅葺き民家での試料採取を行った。当プロジェクトの紹介を主としたフリーペーパー『茅場』vol.4を発刊した。
概要： 山地上流部から海洋へかけての流域を通じた土砂動態・土砂管理の課題のうち、（1）中山間地における荒廃した（大規模崩壊地を抱えた）土砂生産の活発な地域における土砂動態、および（2）下流に冠水被害等を生じさせている広大な農耕地からの土砂流出、についてその実態解明に向けて取り組んだ。
概要： 長野県の野生動物保護・管理のために県内市町村のニホンジカなどの獣害対策の人文地理学的な地域特性評価、集団遺伝学的手法によるツキノワグマの過去の植生分布変遷と現在の分布の関係や大量出没年における捕殺が地域集団の遺伝的多様性に与える影響、アライグマや外来魚などの現在の分布拡大動態などを学際的に評価した。
概要： 菅平高原のツクバトリカブト3集団において訪花昆虫の24時間観察と昼夜袋がけ実験をおこなった。夜間のガの訪花は残念ながら非常に頻度が低かった。この結果が昆虫の年変動や地域間（種間）変動である可能性も高く、今後異なる地域での追調査が必要である。
概要： 筑波山麓における準絶滅危惧種コオイムシを対象に、生物多様性の保全や自然教育での活用を目的として、標識再捕獲法による野外個体数および生存率推定を行った。その結果、本種の季節消長と本種でみられる雄による子の保護行動が野外生存率に与える影響について明らかにした。
概要： 東信地域より発酵関連真菌155株を分離同定し培養株コレクションを確立した。味噌玉関連菌の種組成、昆虫腸内菌の有用性、クモノスカビが茅葺屋根に多産する等の研究成果ならびに、修士論文作成、山岳微生物学の授業への応用、教育関係誌への報文発表等の教育成果もあった。
概要： 菅平高原実験所の草原で植物96種の葉抽出物で抗菌試験を行い、21種から抗生物作用が見つかった。これまでに植物共生菌が持つ抗生物作用の評価も進んでおり、草原の植物－微生物共生系が持つ遺伝資源の可視化を目指していく。
注 専任は全ての業績を、兼担・協力・連携はMSCに関連した業績を対象としている。
| 区分１ | 区分２ | 査読有 | 査読無 | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 論文 | 学術雑誌 | 82 | 5 | 87 |
| 紀要等 | 6 | 7 | 13 | |
| 解説その他 | 1 | 21 | 22 | |
| 計 | 90 | 32 | 122 | |
| 著書 | 25 | |||
| 学会発表 | 国際会議 | 8 | ||
| 国内会議 | 118 | |||
| 計 | 125 | |||
| 一般講演等 | 24 | |||
| その他の活動 | 21 |
詳細はこちら：「９．ＭＳＣ教員業績リスト」
各ステーション研究実績集計はこちら：「７－１．菅平高原実験所」;「７－２．八ヶ岳演習林」;「７－３．井川演習林」;「７－４．筑波実験林」
各部門研究実績集計はこちら：「６－２．山理解」;「６－３．山管理」;「６－４．山活用」
注１ 専任、兼担、特別研究員（ステーション常駐）の外部研究資金獲得実績を対象としている。
注２ 金額は2020年度分を示す。
| 区分 | 件数 （MSC教職員の内数） | 金額（円） |
|---|---|---|
| 科研費等 | 35 | 54,730,000 |
| 受託研究等 | 16 | 33,737,907 |
| 寄付金等 | 7 | 3,700,000 |
| 計 | 58 | 92,167,307 |
詳細はこちら: 「９．ＭＳＣ教員業績リスト」