社会貢献
山岳科学センターの各施設フィールドでは、地域や社会に対する貢献を目指して講演活動やイベント支援などをおこなっています。
菅平高原実験所Sugadaira Research Station
ステーションが長年かけて育ててきたボランティア会である菅平ナチュラリストの会やその分科会(班)が活発に活動しており、これまでに25回のイベントが開催されてきました。平成29年度には、公開講座「まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~」を上田市内で開き、筑波大学社会連携課主催の 「夏のフィールド実習」を菅平にて受け入れるなど、地域住民や小中高校生への働きかけを積極的に行ってきました。
筑波実験林Tsukuba experimental forest
筑波大学構内にある本実験林では、附属病院の職員、学生や患者が参加するリワークデイケア実習が主な活動です。つくばキャンパス内にある豊かな自然を活かしたこの活動は、患者たちに好評です。
八ヶ岳演習林Yatsugatake exercise forest
教職員も参加するボランティア組織を平成28年の春に発足させて、会員数が60名を超えるまでに成長し、3か所の森林において年に6回程度のイベントを開催しています。隣接する国立天文台宇宙電波観測所・信州大学野辺山ステーションとも日頃より連携を心がけています、また、管理棟などの敷地を「八ヶ岳高原恵みの森」として開放しており、地域住民の動植物観察や散歩の場として利用されています。
井川演習林Ikawa Exercise Forest
事務所の所在する静岡市葵区の井川地区の教育機関、公的機関、自治会等との交流や相互援助に日頃から努めています。平成29年度は、静岡市教育委員会や中部電力井川ダム管理事務所から新たに講師を依頼されるなど、地域唯一の高等教育機関として様々な方面から期待されています。