| 授業概要 |
真菌類および偽菌類をフィールドで探索し、その膨大な多様性を肌で感じとるとともに、それらを体系的に理解するための系統分類の基礎を学ぶ。キノコ・地衣・粘菌などの大型菌類については野外採集、顕微鏡観察による分類同定技術を、カビ、コウボ、水生菌などの微小菌類については野外サンプリングと培養技術についても修得する。 |
| 授業形態 |
実習・実験・実技 |
| 授業目的 |
真核微生物の一群である狭義の菌類(真菌類)は動物と単系統群をなすオピストコンタの一員で、その推定総種数は150万種に達するといわれる。本実習では、大型菌類(キノコ)、微小菌類(カビ、コウボ)を対象とし、講義ならびに実習により、野外での採集、サンプリング、実験室内での培養、分離の技術を習得し、顕微鏡観察により分類同定をして、その多様性を体得し、菌類に関する理解を深めることを目的とする。 |
| 授業内容 |
第1日 菌類の概説。野外サンプリングと培養のセット。 第2日 大型菌類(キノコ等:担子菌類)、粘菌類(広義)の野外採集、分類同定、顕微鏡観察。 第3日 微小菌類(カビ:子嚢菌類、“不完全菌類“)の野外採集、分類同定、分離株の顕微鏡観察。 第4日 微小菌類(カビ:接合菌類)の培養観察、分類同定、分離株の顕微鏡観察。 第5日 微小菌類(カビ:ツボカビ・卵菌類・ラビリンチュラ類)の培養観察、分類同定、分離株の顕微鏡観察。 第6日 成果発表。 第2日以降については気象状況による変更があり得る。 |
| 前提科目・履修上の注意事項 |
1)「分類学概論」・「植物系統分類学III」・を履修しておくことが望ましい。 2)事前(6月の予定)にガイダンスを開くので掲示に気を配ること。履修申請を行っていても、ガイダンスに参加しないものの受講は認めない。 3)体調の悪い者や伝染性の病気にかかっている者は参加を自粛する(前日までは担当教官、当日は電話でセンターに申し出る) 4)実習中の事故等に備えて保険に加入しておくこと(生命環境科学支援室、学生担当に相談する) |
| 単位取得条件・成績評価基準 |
成果発表、実習終了時に提出するレポートで成績を評価する |
| 準備学習・事後学習 |
受講者の理解度に応じ、授業中に指示する。 |
| 指定教科書 |
テキストを配布するので特に必要はない。 |
| 参考書 |
主要なものは実験センターで閲覧可能 1. 三浦宏一郎,1981.目で見る菌類の採集と観察.130p.講談社サイエンティフィク 2. J. Webster,(椿 啓介・三浦宏一郎・山本昌木訳),1985.ウェブスター菌学概論.649pp.講談社 / J. Webster & R. Weber, 2007. Introduction to fungi 3rd edition. 841pp. Cambridge University Press. 3. C. J .Alexopoulos, C. W. Mims & M. Blackwell, 1996. Introductory Mycology, 4th edition. 869pp. John Wiley & Sons, New York. 4. 細矢剛編,2008.菌類のふしぎ-形とはたらきの驚異の多様性.国立科学博物館叢書9.216pp.国立科学博物館 |
| オフィスアワー |
出川 洋介 degawa@sugadaira.tsukuba.ac.jp https://sugadaira.tsukuba.ac.jp/ |