過去の業績・演習林

現在実施中の課題

研究課題名概要研究形態・資金担当者
森林性小型哺乳類の生態・保護管理に関する研究八ヶ岳・川上演習林において樹上性小型哺乳類ヤマネ(天然記念物)の行動圏及び日中の休息場所および食性等の生態調査をしている。自動撮影カメラを用いてヤマネおよびそれと生態が類似するヒメネズミの夜間の行動観察も始めた。地球環境再生プログラム共同研究(株式会社一成)門脇
里地里山環境の保全とそこに生息する脊椎動物の生態に関する研究土浦市宍塚大池の里地里山生態系における食物連鎖の関係や生物多様性の維持機構の究明、そこに棲む脊椎動物を主とした生態調査をしている。近年、外来爬虫両棲類(アカミミガメ・ ウシガエル)が里山生態系に与える影響についても調査を始めている。個人研究門脇
ウォーカー循環系における大気振動と山岳の森林限界の形成赤道熱帯域の高標高山岳における森林限界形成メカニズムを樹木の生理・生態学的なアプローチから解明する.科学研究費清野
高電圧パルスを用いた形成層マーキング法の確立樹木の肥大成長の年次パタンの生理解明を,木材解剖特性と樹木の細胞成長から簡易的に解析する手法の開発を行なう.科学研究費清野
八ヶ岳東麓の森林構造と種多様性を規定する環境要因の解明八ヶ岳周辺の森林の森林構造と種多様性を決める自然・人為的な要因を解明し,現在の森林の成り立ちを明らかにする.個人研究清野
針広混交林の成立過程の解明北方針広混交林と熱帯山地林において,針葉樹(球果植物)と広葉樹(被子植物)が混交して共存するメカニズムの解明を行なう個人研究清野
異なる温度環境で生育させた常緑性と落葉性のブナ科実生6種の生理生態応答異なる温度環境(福岡,伊那,筑波)で生育させた常緑性と落葉性のブナ科実生6種の生理生態応答から,気温変化による各樹種の分布への影響を解明する.個人,地球再生プロ清野
巣箱架設高の違いによるヤマネ・ヒメネズミの巣箱利用状況樹上性のヤマネとヒメネズミは、架設・観察がしやすい地上高1.5mの樹幹に巣箱を取り付け調査を行なっているが、高所の架設巣箱利用状況について調査した例は少ないため、センサーカメラを併用し観察する。平成25年度科学研究費補助金(奨励研究)申請中 地球再生プロ経費杉山
野生生物の生息(環境)調査に関する研究野生生物の効率的な調査方法の開発を目的とし、樹上生小型哺乳類用巣箱を用いた生息調査の有効性を確認する。
株式会社一成共同研究費杉山
普及教材として提供可能な基礎資料の充実-主に植物を中心に-八ヶ岳・川上演習林において、植物標本、植物のデジタル写真、木材切片のプレパラート等、調査、研究、実習などで使える基礎資料の考案と作成を行う。個人技術向上課題井波
演習林内に残る希少種をはじめとした環境保全中間湿原、サクラソウ、ムラサキ・・等、演習林内には今では希少となったものが残る。乾燥化、ササの被圧、シカの食害等色々な要因が影響していると考えられる。そこで希少種の生態調査を実施して要因を解明し、保全へとつなげる。個人技術向上課題井波
ニホンジカの狩猟時における運動能力狩猟時におけるニホンジカの運動能力について、性別や個体サイズなどによってどのような差が生じるか調査している。地球再生プログラム遠藤
ブナ、イヌブナ、ミズナラの結実調査ブナ科植物の堅果は野生動物の重要なエサであり、その結実の度合いを調べるために演習林内にリタートラップを設置して調査をしている。個人技術向上課題遠藤
森林管理における施業履歴データベースの開発・改良新植や間伐などの施業履歴を管理するデータベースを開発し、今後の施業計画を作成する上で必要な基礎資料の作成を支援するシステムを開発している。個人技術向上課題上治
樹木フェノロジーの観測方法の開発一般的に開葉や落葉の様子を目視で確認する観測方法が多く、観測者ごとの誤差が含まれる。このような誤差を除くため、開葉等の様子をデジタルカメラで撮影し、コンピューターで解析することで客観性の高いフェノロジーデータを取得する方法を検討している。地球再生プログラム上治
カシ類(シラカシ・アラカシ)のキノコ生産終了後の廃原木処理カシ類のキノコ発生終了後における廃原木残渣の処理について、植菌等の各種方法を行ない、腐朽の度合いを調べる。個人技術向上課題山田
筑波実験林内の昆虫の樹脂標本作製筑波実験林内に生息する昆虫を用い、研究用としての樹脂による封入標本を作製する。個人技術向上課題山田
兵太郎池の水質・生物相調査夏には悪臭が漂い、外来生物が生息する兵太郎池の水質・環境改善を目的に、原則月1回、水質・生物相の調査を行っている。個人技術向上課題筑波実験林職員
植物見本園樹木の開葉・開花調査筑波実験林に隣接する植物見本園で約20種の樹木について開葉・開花調査を行っている。個人技術向上課題佐藤