令和7年度筑波大学公開講座 「筑波大学山岳科学センター八ヶ岳・川上演習林の自然観察」が行われました。
受講生の方は10時に恵みの森管理棟に集合でしたが、皆さんが集合時間前に集まってくださり少し前倒しで開講です。
見学の順番も入れ替え、川上演習林の量水堰堤からカラマツ更新伐地を見学して頂きました。
カラマツが少しずつ色付いているところや、ニホンジカによるカラマツ植栽木の獣害の状況もみて頂きました。
残念ながらニホンジカの出現はありませんでしたが、近くで何度かニホンジカによる警戒の鳴き声も聞こえました。
また紅葉した広葉樹等の樹種の説明や鹿も食べないクリンソウやトリカブトも見て頂きました。
そしてお決まりのヤマネも観察して頂きました。
なんと一つの巣箱に3頭ヤマネがいて…
水槽に移してヤマネの全身の様子も観察もして頂きました。
さらに別の巣箱に1頭でいたヤマネも観察できました。
ヤマネの観察を終え量水堰堤まで戻り、次の観察地に移動です。
次はウラジロモミの樹皮剥ぎ被害木を観察して頂きました。
この場所でも巣箱を点検して見ましたら…
また3頭のヤマネが入っていて受講生の皆さんに見て頂けました。
その後、少し移動して次はサワラ林の見学です。
そして恵みの森の事務所に戻って…お昼休みの後は八ヶ岳演習林の見学です。
八ヶ岳演習林タワー横や湿原の場所で360度カメラで撮影した様子もご覧ください。
湿原と森林の境の状況も見て頂き、次の湿原も観察して頂きました。
この後、もっと八ヶ岳演習林の自然を観察して頂きたかったのですが…あいにく雨が降り出し…
八ヶ岳演習林の西堺を車から見て孤立している演習林の状況を見て頂きながら、JR最高地点経由で恵みの森管理棟まで戻りました。
セミナー室で公開講座受講証の贈呈をして無事に閉講となりました。
今日は昨年の公開講座より天候が悪いのでは?と心配でしたが、そんなに雨に降られることもなく、無事故で受講生の皆様に川上演習林と八ヶ岳演習林の自然を十分に観察・満喫して頂けて何よりでした。