山活用
山活用領域の紹介
山活用領域では、山岳地域の様々な資源(生物、森林、地形・地理、空間、水など)の価値を理解し、それらの有効かつ持続的な活用を通じて地域社会や山間地域の発展に寄与することを視野に教育研究に取り組んでいます。この領域の特徴は自然科学と社会科学の2つのアプローチを採用しているところにあります。 自然科学に関する課題では、木材の利用や加工技術開発に関する研究、山岳地域の生物資源の新たな活用ならびに、農業業への野生鳥獣・害虫の影響等に関する研究を行っています。 例えば、圧縮木材や熱処理木材など加工法の異なる木質材料の特徴や用途に関する研究が挙げられます。また、社会科学に関する課題では、山岳地域の観光やツーリズムの発展過程の分析や海外事例との比較分析、森林セラピー事業が地域に与える経済波及効果の計測、林業経営および林業労働者の育成施策とその効果に関する研究、継続的な竹林整備事業のあり方の検討など、山間地域の発展・問題解決を目指した研究を行っています。 私たちの教育研究活動が、山岳地域の環境改善や経済発展に繋がるよう、複眼的視点を持って取り組んでいます。
木材の利用や加工技術開発の紹介
炭素繊維で補強したグランドハープの響板
みかんの廃材を利用したリコーダー
軽くて強い木質段ボール
軟らかく粘り強い木質複合梁
スギで作られた円筒LVL
(管楽器用枯渇危惧樹種の代替材)
山岳地域の観光やツーリズムの発展過程の分析
信州信濃町癒しの森の森林セラピーの一コマ 1
信州信濃町癒しの森の森林セラピーの一コマ 2
信州信濃町癒しの森の森林セラピーの一コマ 3
森林セラピープログラムの一部に含まれる地域食材を使ったお弁当