山岳科学学位プログラムの山岳フィールド実習が行われています。

実習初日、群馬県の「やんば天明泥流ミュージアム」で集合・見学された実習生の方々は16時半過ぎに八ヶ岳演習林に到着されました。

早速、宿泊する学生宿舎で利用時の説明や安全講習を受けて頂きました。

二日目は東信森林管理署へ行きカラマツ植栽地の見学等をさせて頂きました。

この場所に植えられているカラマツの苗はエリートツリーと名付けられた造林コストの低減や二酸化炭素の吸収量を増加させる期待が込められ植えられたカラマツ苗です。

見学の様子を360度カメラで撮影しています。

その後、少し車で移動しカラマツ樹下植栽されたヒノキ林の見学をして、林業被害の大きな問題であるニホンジカによる剥皮害対策で個体数調整のための「くくり罠」の設置方法や設置体験をしました。

その様子を動画でご覧ください。

昨今の増えすぎたニホンジカから植栽木を守るために森林管理署の署員の方が罠の設置資格を得られて被害防止に取り組まれているそうです。

そして昼食後に恵みの森管理棟まで戻り、休憩の後に川上演習林で渓流水の計測を行いました。

3班に分かれ計測に使用する水流計を組み立てます。

そして川幅を測ったり水流を細かく測りました。

こちらでも360度カメラで撮影しています。

明日の三日目は浅間山北麓ビジターセンターに行き、スカイトレイル(登山)を行い

四日目は川上演習林で植生観察等を行って午後に解散となります。

今後の天気が気になりますが、無事に実習を終えられることを願います。