山岳科学学位プログラムの山岳フィールド実習が行われています3。
実習最終日は再び川上演習林ですが…あいにくの雨模様です。※これまでの内容は1と2で…
川上演習林のカラマツ更新伐地を見学しました。
そしてニホンジカの剥皮害を観察しました。
幼木のうちに幹に傷を付けられると例え生き残って成長しても心腐れの材になってしまいます。
また大きく木が育った後でもシカの剥皮害で枯れてしまう現実を見て頂きました。
野生動物の話題は社会問題になっている種が目立ちますが、普段目にすることが出来ないだけで小さな生き物がたくさんいます。
その一例でヤマネの巣箱を観察して頂いたのですが…
肝心のヤマネが今日は見つかりません。
しかしヤマネ以上に目にするのが難しい(直ぐ逃げる)ヒメネズミを観察して頂きました。
青葉を巣箱へ持ち込み青枯れた巣材の奥に…
ヒメネズミがいるのが分かりますでしょうか?
動画でも撮影しました。
ヒメネズミはいつも直ぐに逃げてしまい中々、写真や動画に納まってもらえないのですが…
よく見ると繁殖中でピンク色の幼獣がいました。
早々に観察を終えてゲートまで戻り、実習の取りまとめの後に解散です。
今回も無事故で何事もなく実習を終えられそうで何よりでした。