森林生物学実習(八ヶ岳班)が行われました…Ⅱ
初日から二日目の様子はこちらから…
三日目は朝からスッキリ快晴で、気持ちよく八ヶ岳の白駒池周辺を見学してきました。
白駒池駐車場に着いてから、まずは今日の行動予定の確認です。
駐車場から見る森林の構成樹種等の説明から始まりました。
麦草峠に向かって進みます。
手前に茶臼山、その右手奥が縞枯山になります。もちろん、縞枯現象については、解説が入ります。
さらに麦草峠から大石峠付近まで、歩みを進めましたが、既に昼近くです。茶臼山までは登らず引き返します。
昼食を済ませて後は、白駒池を周遊しました。
白駒池は苔の森として有名ですが、樹木の解説を主に。
八ヶ岳の亜高山帯針葉樹林を構成する樹種と森林の更新について、現地で実際に見学してもらいました。
午後4時過ぎには演習林事務所に戻ることができ、学生たちは明日最終日の樹種当てテストに向けて、これまで採集した標本の吸い取り紙を交換しながら復習です。
最終日、4日目はいよいよ実習の成果を問われるテストです。
名札が外された標本を16種、実際に手に取ってその樹種の特徴を観察し、名前を解答用紙に記入していきます…
昨日見学した八ヶ岳国定公園内の樹種は標本採取できないので、モニター越しに観察し樹木の名前を記入しました。
無事にテストを終え、宿泊した学生宿舎の清掃を済ませ、解散となりました。
今回の実習の食事は「自炊」だったのですが、昨今のコメ不足の余波で先生が長野・山梨両県の主だったスーパーで白米を探したのですが手に入らず、昼食は仕出し弁当を取り寄せられましたが、朝食はパン・夕食はパスタを中心にメニューに苦心されているのが印象的でした。