森林生物学実習2025が行われました。
今週は月曜日から森林生物学実習が行われています。昨年の様子はⅠ・Ⅱで…
初日は学生宿舎の使用方法と安全講習が行われました。
そしてヘルメットや剪定鋏を配り、早速に恵みの森で樹木採取を行いました。
二日目は川上演習林で樹木採取で、午前中は鞍骨山登り口近辺からのスタートです。
樹木採取の途中にカラマツ更新伐地も見学して頂きました。
午後は総合気象からのスタートです。
三日目は北八ヶ岳の白駒の池周辺の亜高山帯の森林の見学です。
2025森林フィールド講座(八ヶ岳編)でも訪れましたが、白駒の奥庭から…
今回は麦草ヒュッテの方へ足を延ばし、縞枯れ現象の見学を行いました。
ここでは5段に分かれて縞枯れになっているうち3段を見ることができます。
360度カメラでも撮影いたしました。
その後、白駒の森へ戻り植生観察を続けました。
ここでも360度カメラで撮影をしています。
苔の絨毯の上に様々な稚樹が芽吹いていました。
白駒の池に向かい遊歩道を一周しました。
ここでも360度カメラで撮影しています。
本当に天候に恵まれ、標高2100mを超える白駒の池の散策でも汗ばむくらいでした。
お昼過ぎに恵みの森事務所に戻り、昼食の後は再び川上演習林で樹木採取です。
途中にサワラ林も見学して頂きました。
四日目は八ヶ岳演習林で樹木採取や湿原の観察をしました。
突如湧いた台風の影響で雨天となり、少し肌寒い中での植生・湿原観察です。
雨脚が強くなってきたために恵みの森へ戻り再び樹木採取です。
今回の実習で70種ほどの樹木を採取し、それを標本にする作業も連日行われました。
毎日、採取した樹木の枝葉の水分を新聞紙に吸わせ、その吸い取り紙を交換する作業をするたび、その樹木の特長を観察して覚えます。
そして20種の名前当てテストが行われ、満点の学生もいました。
5日目は宿泊していた学生宿舎の清掃をして早々に解散となりましたが、学生の皆さんが家に帰るまでが実習ですので、台風の影響で交通機関に影響がないのを祈るばかりです。