森林総合実習2019をレポート!

森林総合実習2019が行われました。

 

実習の最初にオリエンテーションと安全講習を行いました。

実習2・3日目は伐倒演習、木材解剖・天然林の毎木調査を班に分かれて交代で学びます。

伐倒演習では午前中に植栽地の立木調査を行い、間伐木の選定、残存木の枝打ちを行いました。

伐倒演習の午後は伐採用の大きな鋸で一人一本伐倒します。

その伐倒した間伐木の枝払いをした後にチェンソーで1m毎に円盤を採取し樹幹解析を行います。

木材解剖は実験棟で木材のサンプルをミクロトームで薄く削り、生物顕微鏡で木材組織を観察します。

天然林の毎木調査は八ヶ岳演習林の湿地周辺の広葉樹の測定を行いました。

実習4日目の午前中は川上演習林で小型哺乳類の調査を行いました。巣箱内の巣材を観察して巣箱利用動物のヤマネも観察できました。

午後は植栽木の植え付けと保育作業として下草刈りを鎌と刈払い機で経験していただきました。

伐倒演習では鋸の後のチェンソー、保育作業では鎌の後の刈払い機と体験していただき、身をもって林業作業はどのようなものかを感じていただけたと思います。最後に無事故で実習を終えることができて何よりでした(八演 文:杉山 写真:杉山 I 氏)。