植物寄生菌学実験が行われています。
昨日から植物寄生菌学実験が行われています。
初日は学生宿舎の利用方法やフィールドに出る前の安全講習、山梨森林総合研究所の大澤先生の講義が行われました。
二日目は川上演習林で、様々な草本・木本に付着しているサビ菌などを探して標本採集です。
樹木学実習の時は先生が「次は〇〇〇を取りましょう」と標本採集が進みますが、寄生菌学実験では実習生が自ら菌が着いている植物を探し、先生が「この植物の〇〇〇菌を取ったか?」と確認しているのが印象的です。
下の写真はベト病に罹患したヤマブドウの葉の裏をルーペで観察しているところです。
総合気象からは直登の鞍骨ルートを登ります。
途中、林道に出て休憩ですが、その時に学生が8年周期に大発生するキシャヤスデを見つけました。
動画でもどうぞ
そして鞍骨山頂に向けて一気に登りました。
先生方や学生の皆さんは快調に登られましたが…久しぶりの鞍骨登頂で息も絶え絶えな状態で途中の写真撮影ができませんでした。
鞍骨山頂で昼食をとり、休憩時間に希望者の学生のみ名所の「豆腐岩」を見学しました。
実はこの豆腐岩には人為的に穴が開けられているのです。以前の寄生菌学実験で同じように豆腐岩を見学した際に台湾大学からの留学生の方が木によじ登り、豆腐岩の頭に開けられた穴を発見しました。
切り捨ての間伐材を立てかけ頭部を覗いてみますと…
学生も豆腐岩に登って「豆腐岩に開けられた穴の存在を知る数少ない人」になりました。
お昼休憩が終わって今度は菌類を探しながらの下山です。
途中で飯盛山も見えました。
登りもキツイですが、下りも急峻で足元を確認しながらの下山です。
やっと林道まで下りて一安心です。
出発点の場所に戻る間際に、一応、ヤマネも観察して頂けました。
天気も心配でしたが車に戻る前に雨に降られることもなく、川上演習林から戻って休憩した後、実験棟で採取した菌類の同定をされていました。