植物寄生菌学実験実習が行われました。
9月16日~18日にかけ植物寄生菌学実験実習が実施されました。
17日の川上演習林のフィールド調査にスタッフも同行いたしました。
林道沿いに生えるヤマカモジグサにつく、さび病菌の観察からスタートです。
先へ先へと牛歩のごとく進みながら、ヤマブドウ、○○スミレ、ワラビ、ミズナラ、ノガリヤス、・・・につく、さび病菌、べと病菌、・・、ルーペでの観察と標本の採取です。
スマホでのさび病菌の撮影は難しいところですが、TAさんに手伝って頂いて、スマホのレンズにルーペを押し当てて撮影してみました。
ミズナラの葉裏、矢印、オレンジのところ、これはマツのこぶをつくる原因となるさび病菌の夏胞子堆(なつほうしたい)だそうです(TAさんと阿部先生から教えて頂きました)。
観察もひと段落したところ、今度は川上演習林の一番高いところまで登ります。
自炊で作ったおにぎりで、昼食です。まだまだ、夏のような陽射し、セミの鳴き声も聞こえました。
昼休み中、数名は、オプションコースの豆腐岩まで見学に行きました。
昼食後は、ひたすら下山です(道がほとんどなくなっている)。
お約束のケヤマハンノキの葉につくさび病菌を採取して、スタート地点に戻りました。
戻った後は、実験棟で採取した菌の顕微鏡観察と同定作業に入りました。
八ヶ岳演習林の忙しい実習シーズンの予定もこの実習が終わると、秋へと向かいます。