陸域フィールド実習をレポート!
♬八ヶ岳演習林より
9月15日から9月18日にかけて、大学院生を対象とした「自然保護寄付講座陸域フィールド実習」が行われており、15日午前中はヤマネの巣箱調査体験と植物採取がありました。
時間も限られるため、サーマルカメラで発熱している巣箱を探して巣箱を開けましたら、ヤマネのコケ巣材が入っていました。
一時的に巣箱を木から外しアクリルケージ内に入れ、ヤマネを観察しました。
このヤマネは過去に天敵に襲われたのか?尾が短くなっているヤマネでした。
無事にヤマネを観察できたので、次は上條先生が高枝ばさみで植物を採取され、学生は先生の解説を聞きながらメモを取ったり標本用に枝葉を採取したりします。
また、クロモジやダンコウバイの枝を折って匂いを嗅いだり、ガマズミやサンショの実を齧り刺激的な味をみたり、カエデの実を空中に飛ばして回転する様子を観察していました。
これまでは広報用の写真撮影の際に正面からの写真は控えていましたが、今どきは皆さんマスクをしていますので、写真撮影はしやすかったです。