登録有形文化財「大明神寮」の柿渋塗りを実施

2021年4月20日、菅平高原実験所では、構内にある登録有形文化財「大明神寮」の柿渋塗りを行いました。大明神寮とは、昭和40年(1965年)、当実験所の前身である東京教育大学理学部附属菅平高原生物実験所に宿舎として建てられた建造物で、平成30年3月27日に登録有形文化財として登録されています。

当実験所では大明神寮の維持・保全を目的として、毎年一回、防虫・防腐効果があることで知られる柿渋を建物外壁に塗布しています。この日は教職員および当実験所の研究室に所属している学生にくわえて「菅平ナチュラリストの会」のメンバーにもお手伝いいただき、総勢32名で作業を行いました。

当実験所では、地域の宝である大明神寮を大切に維持し、菅平高原の歴史を示す建築遺構として今後有効活用していきたいと考えています。

また、この日は上田ケーブルビジョン、週刊上田新聞社、東信ジャーナル社、読売新聞社(50音順、敬称略)による取材がありました。当実験所での取り組みが地域の明るいニュースとなることも願っています。

まずは柿渋を配布

皆で外壁に塗っていきます

高い場所や屋根も、注意しながら作業しました

この日は4社から取材がありました

大明神寮のパンフレットはこちら>> ダウンロードページへ