筑波山ブナのポット苗づくり
筑波実験林では茨城県からの委託により筑波山由来ブナの苗を管理することになりました。
筑波山の山頂付近には、氷河期の生き残りといわれるブナ林がありますが、近年天然更新がなく衰退が続いています。茨城県や市民団体などによる保全活動の一環として、ブナが枯死した場所に植栽するために、ブナの種子を採取し苗を育てることが計画されました。
筑波山で採取したブナの種子をポットに移植するために、2023年4月11日、茨城県の職員と、筑波山ブナ林保護対策委員会の田中信行先生、筑波山サポーターが筑波実験林に集まりました。筑波山サポーターとは筑波山の自然環境保護を行うボランティアです。
上の画像はサポーターさんらが自宅の冷蔵庫で発芽させたブナの種子です。この種子をポットに植えていきます。
長年にわたりブナの研究に携わってこられた田中先生の助言の元、サポーターの皆さんが手分けしてポットに植えていきます。
まだ小さな苗です。全部で500ポット強できました。
たっぷりと水やりをして終了です。
皆さんお疲れ様でした。