昆虫発生学全二巻が完結
「昆虫発生学下巻」(ISBN978-4-563-07736-5、488ページ、培風館)が上梓され、「昆虫発生学全二巻」が完結しました。昆虫綱全30余目の胚発生を豊富な図とともに詳述した世界初の成書の完成です。
監修は菅平高原実験所の前身の菅平高原実験センター長であった安藤裕、小林幸正、そして同実験所の町田龍一郎(生命環境系 客員研究員)です。また、内容は同実験所の藤田麻里(同 特任助教)等、菅平で研究を行ってきた多くの卒業生たちが執筆しています。日本は昆虫比較発生学分野で世界随一の拠点となっており、本書籍は昆虫発生学の画期的なスタンダード、貴重な資料として当該分野の今後の発展に大いに役立つことが期待されます。