ヤマネの巣箱にドングリ!

今年も実習等でヤマネを何回か観察して頂きましたが、その場所は周回路分岐点付近やゲートを過ぎた所のブルドーザ格納庫近くで観察して頂いておりました。

量水堰堤付近にも巣箱を少し架けてあったのを点検してみました。

巣箱を開けるとコケが詰まっていました。

コケを少し摘まみ出すと…そこにはなんと!

ドングリが貯食されていました。

コケはヤマネが集めた物ですが、ドングリはヒメネズミが持ち込んだと思われます。

ちなみにヤマネの消化器官は盲腸が無く腸も短くて繊維質やデンプンが多い物は消化吸収できないといわれています。

他の巣箱にはヤマネが集めた地衣類の巣材が入ってました。

ヤマネはコケや地衣類、細かく裂いた樹皮などを巣材にしています。

この地衣類の巣材も少し摘まみ出しましたら…

休眠していたヤマネが出てきました。

動画でもご覧ください。

横になって眠っているヤマネが分かりますか?

カメラの角度を変えて見やすく撮影しました。

動画では…

先ほどの動画よりヤマネの息遣いが大きくなってきています。

完全に眼を醒まさないうちに巣材を戻し巣箱を元の場所に移しました。

ヤマネは日平均気温が8.8℃を下回ると冬眠に入るとされていますので、今月下旬には見れなくなりそうです。