令和4年度筑波大学公開講座【オンライン】
八ヶ岳の安全登山~遭難事故防止から生物多様性保全~
山岳登山における遭難事故は全国的に後を絶たず、事故の減少への取り組みが山岳域での登山、余暇活動のためには喫緊の課題となっています。さらに、気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)に代表されるように生物多様性の重要性が再認識される昨今、希少高山植物も多く生育する山岳地域への登山者の靴を介した種子に持ち込み・持ち出しも問題となっています。本講座では、人気山岳観光地である八ヶ岳をテーマに、山岳事故、自然環境、生物多様性保全など様々な視点から八ヶ岳での安全な登山について学びます。金曜日夕方にオンラインで山岳科学に触れてみませんか?
期日:2023年2月24日(金)18時~20時40分
対象:高校生以上
参加費:無料
お申込み:2月9日(木)~23日(木)に以下リンクへ氏名、連絡先等ご記入の上
お申し込みください
申し込みフォーム https://forms.gle/pn5Why6dRhG1BsVG9
※zoom meetingを用いる予定ですが、参加人数によりzoom webinarを用います
*お申込み後、担当者より詳細をメールにてお知らせいたします
*受講者には講座終了後、筑波大学より修了証書を郵送いたします
講演内容
・総合学問としての山岳科学
津田 吉晃 筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所・八ヶ岳演習林・准教授
・八ヶ岳の自然環境
清野 達之 筑波大学山岳科学センター八ヶ岳演習林・林長・ 准教授
・山に向かう種子:登山者に付着して持ち込まれる種子の実態と対策に関わる研究の現状と課題
赤坂 宗光 東京農工大学グローバルイノベーション研究院・教授
・大規模アンケートから見えてきた現代登山者像とその課題
久保田 賢次 日本山岳救助機構・研究主幹
・山小屋経営者の視点から見た八ヶ岳の遭難事故例と安全対策
藤森 周二 株式会社ふじもり・社長:八ヶ岳観光協会・会長
・総合議論・意見交換
津田 吉晃 ・ 清野 達之
お問い合わせ先:筑波大学山岳科学センター八ヶ岳演習林
✉:yatsuen@msc.tsukuba.ac.jp TEL:0267-98-2412