森林総合実習(2回目)が行われました。
1回目の実習のメニューと同じなのですが、昨日8日から2回目の森林総合実習が行われました。
川上演習林でのニホンジカによる剥皮害調査は総合気象を少し過ぎた更新伐地で行われました。
この場所は川上演習林の定点撮影でも1林班分岐点にあたります。
前回と同様3組に分かれて剝皮害木を探してナンバーリングをし樹高や被害部位の高さを測定します。
剥皮害は更新伐地のカラマツの苗木だけではなく、周囲の特にミズキやリョウブも被害を受けて一部が枯れたり折れたりしています。
霧の中で視界が悪かったですが初日の調査を無事に終えることができました。
二日目のストローブマツの伐倒作業は未明までの降雨で植栽地がぬかるんでいましたが、無事に一人一本伐倒できました。
そしてチェーンソーによる玉切りの体験もしていただきました。
チェンソーの扱い方の説明を受けた後に安全防具を身に付け、さっきまで手ノコで大変な思いをして木を切っていたのが噓のように、チェンソーは太い丸太をあっという間に切ります。
動画でも撮影してみました。※チェンソーの爆音にご注意ください。
皆さん、自分でチェンソーで切った円盤を持ちかえるか?荷物になるから写真だけ撮って持ち帰らないのか?思案されていました。
午後からは実験棟で植物解剖の実習です。
ミクロトームという機械で木片を薄くスライスして顕微鏡で観察し、スケッチをして木片が何の木なのか?同定されるそうです。
※時間の都合で観察する切片は先生が用意されました。
私も顕微鏡を覗かせて頂きましたが…
見る人が見ると、これが何の木なのか?ある程度わかる?そうです…
10日午前中は八ヶ岳演習林で湿原周囲の立木調査が行われました。
動画で撮影してみました。
360度カメラでも撮影してみました。
今回は雨に降られることなく順調に立木調査を終えることができました。
せっかくですので湿原の北側の流水域の様子も360度カメラで撮影してみました。
9月5日から2回に分けて行われた森林総合実習ですが、無事に無事故で終えることができ一安心です。