森林総合実習(1回目)が行われました。

コロナの関係により八ヶ岳演習林では森林総合実習が行われていませんでしたが、3年ぶりに行われました。

9月5日から7日までが第一回目、8日から10日までが第二回目で少人数二部構成の実習です。

昨日の午後、オリエンテーションを終え早速、川上演習林に移動してカラマツ更新伐地のニホンジカによる剥皮害調査が行われました。

更新伐地に入ると早速、ニホンジカが角擦りをして樹皮が剝げたカラマツの幼木が目に付きました。

三組に分かれてシカの被害木を見付けてナンバーリング・被害部位の測定をしていただきました。

二日目の午前は恵みの森構内でストローブマツ植栽木の伐倒と樹幹解析用サンプルの円盤採取、午後は実験棟で植物解剖の実習です。

高枝ノコギリでの枝打ち方法の説明後、枝打ち作業を体験していただきました。

その様子を360度カメラで撮影してみました。

休憩後に伐倒方法の説明をし、早速一人一本伐倒を行いました。

受け口追い口を作るのに、大きめの手ノコで皆さん苦戦されていましたが、頑張って取り組まれていました。

その様子も360度カメラで撮影してみました。

今回、一番太いストローブマツの伐倒の様子も360度カメラでご覧ください。

そして樹幹解析用の円盤を採取するためにチェンソーで玉切りました。

※チェンソーの爆音にご注意ください。

無事に無事故で樹幹解析用の円盤を4セット採取でき、昼食後、午後は植物解剖で実験室での作業です。

最終日の7日の午前中は、八ヶ岳演習林で湿地周囲の天然性二次林の立木調査が行われました。

朝からあいにくの小雨で雨合羽を着込んで林に入りました。

動画も撮ってみました。

当初、台風11号の進路が懸念されましたが、大雨に降られることなく順調に無事故で1回目の森林総合実習を終えることができました。