1月16日 町田教授らの研究結果を信濃毎日新聞が報道

筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所の町田龍一郎教授ら25人の研究グループは、106種類の昆虫の遺伝子を解析し、多新翅類(たしんしるい)と呼ばれるバッタやゴキブリなどの祖先の姿を、コンピューターグラフィックスを使って復元することに成功したと、1月16日付の信濃毎日新聞朝刊が報じています。

これまでの研究では、多新翅類の中ではカワゲラ目が最も原始的で、その羽はエラが変化したものと考えられていましたが、多新翅類の先祖が地上生活をおくっていたことがわかり、羽はその生活のなかで後天的に獲得された可能性が高まったということです。

なお、これらの研究結果は「米国科学アカデミー紀要」にも掲載されたとのこと。今後の、昆虫学の発展に寄与する研究として、大いに耳目を集めそうです。