10月16日 大明神寮登録有形文化財登録記念式典が開催されました。
今春(平成30年3月27日)、筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所敷地内に現存する「大明神寮」が、国の登録有形文化財として登録されたことを記念して、10月16日(火)に同実験所において式典が開催されました。
「大明神寮」は、当該センターの前身である、東京教育大学理学部付属菅平高原実験所時代の昭和40年(1965年)10月に、筑波大学の教職員および学生等の宿舎として建てられた建造物です。
清楚で美しいたたずまいは、透明感があり、菅平高原の象徴でもある根子岳と四阿山を背景に、周囲の情景と一体となったロケーションは、アカデミックで秀逸な景観を形づくっています。文化庁の答申に際しては、「大明神寮」の歴史的な価値に加え、このような景観に資する要素も大いに評価されたというお話しです。
大学に付属する施設という歴史に加え、菅平高原の近現代史を今日に伝える貴重な建物としての「大明神寮」を、今後も末永く保存し、活用していくために、菅平高原実験所では関係機関等とも協議し、早急に今後の利用計画をまとめていきたいと考えています。