11月16-18日 全国発酵食品サミットの続報です!

11月16日(金)から18日(日)にかけて、長野市若里公園をメイン会場に開催された「全国発酵食品サミット」。

期間中は、あいにくの曇天が続きましたが、大勢の人出で賑わいました。

プレゼンテーションを行う出川准教授

筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所からは、民間企業・株式会社ずくだせ農場との共同研究により商品開発(濃厚発酵豆腐)を行った、出川洋介準教授率いる菌学研究室の学生3名も参加しました。

特設ステージでのプレゼンテーションは出川准教授の担当。ナチュラリストの面々も、ブース関係のサポートをしてくださいました。

以下、同研究室で直接開発に携わった奥西宏太さんのレポートです。

やや曇りの日が続きましたが、雨にはならず、ほっとしました。わたしたちのブースは、おかげさまで朝から夕方までにぎわい、行列ができる事もありました。

市民をはじめ、菌類の専門家、研究者、関係業者の方、食品検査関係の方、発酵業界では著名な方々など、多種多様な方々にブースを覗いていただきました。

市民のみなさんには、試食品を食べていただいたほか、発酵食品に利用されている真菌類を、菅平高原実験所から運んだ顕微鏡で観察していただきました。また、専門の方々とは、食品開発に関する様々な情報交換を行ったりもしました。

ブースにお越しいただいたみなさんの反応は・・・

「菌類を利用した(濃厚豆腐)の方が美味しい。」

「元が豆腐とは思えない。」

「取り組みが新規的で面白い。」

「『もやしもん』(漫画)で見た微生物を、顕微鏡観察できてよかった。」

   ブースにやってきたお子さんがかいた「こうじ菌」

「(顕微鏡観察で)カビには様々な形がある事が分かった。」

「これだけ沢山の菌類を揃えられるのは凄い。」

などの感想をいただきました。

ブース対応を切り盛りした奥西さんは、「提供した試食が思っていたより良い評価を受けたため、今後の励みになった。サミットに参加する事で様々な専門の方々とお話しすることができ、商品化を具体的に進められる感触を得られたのもよかった。」と、自信を深めた顔つきで話してくれました。