11月16-18日 全国発酵食品サミットで研究成果の一部を発信予定

本年7月、筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所は、株式会社ずくだせ農場と共同研究契約を 締結し「“こうじいらず” 大豆を原料とした「濃厚発酵豆腐」の開発、および自然界から 得た菌類(カビ)を用いたその改良」について研究を進めてきました。
この度、その研究成果の一部を全国発酵食品サミット in NAGANOで紹介することとなり、筑波大学から、山岳科学センターと株式会社ずくだせ農場との共同研究の発信についてプレスリリースが配信されました。

発表の日時等につきましては、次のとおりです。

◆全国発酵食品サミット in NAGANOでのご紹介
(1)日時(2回とも同内容になります)
1回目 平成 30 年 11 月 17 日(土) 11:35~12:15
2回目 平成 30 年 11 月 18 日(日) 14:50~15:30
(2)場所
ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)前 特設屋外ステージ
(3)紹介内容
共同研究により、地域産農業資源である信州上田の在来品種で“まぼろしの大豆”と言われる「こうじいらず」を原料にした豆腐に、東信地方の自然界から得られた接合菌類などのカビを付与して旨味を増強した、発酵食品の開発経過を紹介します。

今回プレゼンテーションを担当するのは、筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所の出川洋介准教授と、同センターの山岳学位プログラムで学ぶ奥西宏太さんです。奥西さんは、出川准教授が率いる菌学研究室で味噌玉の研究に取り組んでいる大学院生です。

さらに当日は、会場の若里公園内に出店する上田地域振興局のブースにて、ずく出せ農場が開発してきた濃厚発酵豆腐と、奥西さんが手掛けてきたケカビ類により発酵させた豆腐の【試験的試食】も行う予定です。また、世界各地の発酵食品と、それらを作るカビの培養株などを、顕微鏡で観察できるコーナーも用意する計画ですので、当該サミットにお越しの際は、菅平高原実験所・菌学研究室の発表にも耳を傾けてください。