農業用ため池の防災工事では、堤体植生に配慮を

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当センターの田中健太 准教授の研究室では、農業用ため池の土手は周辺の生育地と比べて希少植物が特に豊富な場所であることを明らかにし、希少植物の保護活動を地域ぐるみで行ってきました。

このたび、田中准教授が起案した「農業用ため池の防災事業における堤体植生配慮の要望書」が日本生態学会自然保護専門委員会から農水省大臣、環境大臣、46都道府県知事(防災工事計画のない神奈川県が含まれない)に3/38付けで提出されました。この要望書には、山岳科学学位プログラムを修了した滝澤 一水 さんの修士論文などの成果が引用されており、当センターの研究・教育活動が政策提言に結びついています。

この要望書提出が、これらのメディアで取り上げられました。

農林水産省での記者会見:日本農業新聞 2024/3/29
長野県庁での記者会見:信濃毎日新聞 2024/3/29
*信毎ニュースをよんななニュースが再配信 2024/3/29
読売新聞(長野県版)農業用ため池防災工事「植生配慮を」 2024/4/6

要望書はこちらで公開されています。