菌類分類学野外公開実習(学部生対象)/菌類多様性野外実習(大学院生対象)
真菌類および偽菌類をフィールドで探索し、その膨大な多様性を体感するとともに、それらを体系的に理解するための系統分類の基礎を学びます。キノコ・地衣・粘菌などの大型菌類については野外採集、顕微鏡観察による分類同定技術を、カビ、コウボ、水生菌などの微小菌類については野外サンプリングと培養技術についても修得し、その多様性の理解を深めることを目指します。
(菌類分類学野外公開実習)
狭義の菌類(菌界、真菌類)は動物と単系統群をなすオピストコンタに属す真核微生物の一群で、世界より10万種が知られ、推定総種数は150万種以上と言われています。具体的には、Macro fungiと称されるキノコおよびMicro fungiと称されるカビやコウボ等が含まれます。本実習では、菌類および、従来、菌類と考えられてきたが現在では系統的に異なる生物群であることが判明した粘菌類(アメーボゾア)、卵菌類(ストラメノパイル)も対象とし、自然界よりこれらの微生物を採集、あるいはサンプル培養により検出し、顕微鏡観察によって分類同定を行う手法を体得し、その多様性の理解を深めます。(菌類多様性野外実習)
■実施期間:
2025年9月22日(月)~ 9月26日(金)
■担当:
出川 洋介(筑波大学生命環境系/山岳科学センター菅平高原実験所 准教授)
中山 剛(筑波大学生命環境系 准教授)
■お申し込み:8月4日まで 詳しくは「申込方法・問合せ先」をご確認ください。
受講ご希望の方はお早めにお申し込みください。(必ず所属大学の事務を通じてお申込み願います。)
■お問い合わせ:筑波大学山岳科学センター事務室 教育拠点担当
茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学環境防災研究棟101号室
TEL 029-853-5600 内線 3360(平日9:00~17:00)
メール msc-kyoiku#@#ml.cc.tsukuba.ac.jp(#@#を@に置き換えてください)