「Go Green プロジェクト in 長野 ~世界が誇る山岳リゾートを目指して~」が開催される
2021年10月23、 24日に「Go Green プロジェクト in 長野 ~世界が誇る山岳リゾートを目指して~」が開催されました。
主催:日本みどりのプロジェクト推進協議会、Go Greenプロジェクトin長野実行委員会(長野県・松本市・茅野市・須坂市・信濃町・一般社団法人 長野県観光機構・株式会社 日本旅行)
共催:サステナブル・ブランドジャパン(株式会社 博展)
協賛:日産自動車株式会社
後援:環境省 信越自然環境事務所、東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
23日の第一部は、「サステナブル・ブランド国際会議2021 長野シンポジウム」として松本市で行われました。当日のパネルディスカッション2「国立・国定公園から広がる 保護と利用の好循環」では、菅平高原実験所の田中健太(生命環境系 准教授)がパネリストとして参加し、草原の歴史と価値についてなど意見交換を行いました。
また、24日の第二部では、学生限定の「長野県国立・国定公園 Experience Tour」として、長野県内にある国立公園・国定公園4カ所でフィールドツアーが行われました。会場のひとつである須坂市峰の原高原では、ペンションのオーナーを中心とした地元住民の方々と田中が案内役を務めました。
今回は、峰の原で行われた活動のようすを紹介します。(文 田中研究室:嶋崎/写真 嶋崎、芳澤あやか氏)
参加者である全国の高校生から大学生20名が、峰の原高原での草原保全や活性化について考えます。筑波大学田中研究室の学生5名、長野大学学生8名が参加者兼スタッフとして加わりました。
まずはフィールドワークで峰の原の自然を見に行きます。前日の雪により、この日は初冠雪となりました。天気がとても良く、雪を被った根子岳や北アルプスを見渡すことができました。
長野大学や地域の方が、使われなくなったペンションをリノベーションしているところを見学しました。ペンション村の高齢化について考えます。
住民の方により大切に管理されている草原で、実際にススキを刈り、草原の維持を実践しました。自分で鎌を研ぎ、刈り取ったススキで茅ボッチを作成しました。
ツアーの最後には、グループディスカッションや発表を通じて、草原の維持方法や、峰の原高原をどのように活気づけるか考えました。たくさんのアイディアに触れることができ、また、それを実現することの難しさについて学ぶことができました。