森林総合実習だより

8月30日から9月7日にかけて筑波実験林で森林総合実習を実施しました。
例年は八ヶ岳演習林で行われている実習ですが、コロナ禍の影響で昨年に引き続きつくばでの実施となりました。コロナ対策のため、1回に行う人数を半数にして2回に分けで実施しました。

 

実習1日目は「森林昆虫管理」と「木材解剖」を行いました。
森林昆虫ではあらかじめ設置されたトラップを回収し、実験室で簡単に同定しました。

  

実習2日目には「伐倒演習」と「樹木の植栽場所の環境、遺伝と成長特性」を行いました。伐倒演習は木を切り倒す前に造林鎌で下草を刈り払った後、グループごとにスギやニセアカシア、コナラやクヌギを伐倒しました。

  
切り倒した樹木は指示された長さに玉切りしました。
上の画像はクヌギ。きのこの原木とするため、90cmごとに切りそろえました。

 

最終日には「植栽・幼齢木の管理」と「樹幹解析」を行いました。
「植栽・幼齢木の管理」では圃場にキノコの原木となるエノキの苗を植え付けました。
その後、幼齢木の管理としてスギ試験地の草刈りを行いました。

暑い中での実習でしたが、大きなアクシデントもなく、無事終了いたしました。
皆さん、お疲れ様でした。