長野県植物誌改訂委員会より植物標本2,664点の寄附を受ける

2022年3月15日、菅平高原実験所は、長野県植物誌改訂委員会上田地区担当(代表 川上美保子さん)より植物標本の寄附を受けました。

標本総数は2,664点。川上さんらのグループが作製し、当実験所での研究・教育に役立ててほしいとのことです。川上さんらからは昨年も約3,800点の植物標本を寄附いただいており、それらは当実験所での研究活動に使用されているほか、一部は国立科学博物館による事業 S-Net(サイエンスミュージアムネット:Science Museum Net)を通じて GBIF(地球規模生物多様性情報機構:Global Biodiversity Information Facility)へデータ提供し、国内外で標本情報の利用が可能となっています。

今回寄附いただいた標本についても極めて学術的価値が高いものであることから、保存と利活用両立のための準備を進め、当実験所が目指す「フィールドICTミュージアム構想」のひとつの柱にしたいと考えています。

今回の標本も、ひとつひとつ丁寧に作製されている。
寄附された標本の一部。

前回の寄附についてはこちら>> 長野県植物誌改訂委員会より植物標本3,814点の寄附を受ける

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