第7回菅平湿原シンポジウム もういちど「土」をじっくり考える
2022年12月9日、菅平高原国際リゾートセンターにて、第7回菅平湿原シンポジウム「もういちど「土」をじっくり考える」が開催されます。菅平水土里(みどり)会および筑波大学山岳科学センター共催。
参加無料、お申し込みは不要です。たくさんの方のご参加をお待ちしています。
チラシはこちら>> ダウンロード
■日時:2022年12月9日(金)18:00~20:00
■会場:菅平高原国際リゾートセンター(長野県上田市菅平高原1223-1751)
■内容:
(1)畑の黒土の浸食速度と対策費用/田中 健太(筑波大学生命環境系 准教授)
菅平高原には農業に向いた豊かな黒土が堆積していますが、その厚みは60cmほどしかありません。菅平高原では土を流さない農業が行われていましたが、それらの対策がなくなって30年以上が経過しました。その間に畑の黒土がどれだけ流れてしまったか、その対策にいくらかかるのかを推定しました。
また、ここ数年で生態系や持続性への配慮が企業・社会に強く求められる流れが世界的に強まっています。今回はこうした動きもご紹介します。
(2)菅平水土里会 5年間の記録/下条 明敏氏(菅平水土里会 会長)
菅平水土里会の5年間の活動を振り返ります。皆さまからのご意見、アドバイスを参考に多くの活動を行い、そのなかでは大きな成果が出ている箇所も多くあります。
菅平高原をよりよくするために、来年度からの活動についても皆さまと考えたいと思います。
(3)グリーンベルトについて考える
来場者の皆さまと、土砂流出防止のためのグリーンベルトについて考えます。
現在、菅平水土里会ではグリーンベルトの設置代、管理代、設置による耕作面積減少までを考慮した設置面積当たりでのグリーンベルト設置代支出を計画しています。それにより、煩雑な手続きは必要なく、土砂流出に効果があるグリーンベルトに対して水土里会がご協力できる仕組みができると考えています。
まだ計画段階ですので、単価設定など来年度からの実現に向けて皆さまの多くのご意見をお聞かせください。
■お問い合わせ:
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所(田中)/TEL 0268-74-2002(平日8:30~17:15)
菅平水土里会事務局/TEL 0268-74-2003