「左右対称な花は動物による受粉の精度を高める」という定説の誤りを実証

筑波大学山岳科学センターの大橋一晴講師(生命環境系)を代表とする研究成果が、この度発表されました。

18世紀から信じられてきた定説「左右対称な形の花は動物の訪花姿勢を安定させて受粉の精度を高める」は誤りであり、野外でみられる動物の訪花姿勢の安定化は、左右対称花の大部分が横を向いて咲くために起こる現象であることを、クロマルハナバチと人工花を用いた室内実験で実証しました。

タイトル:Effects of floral symmetry and orientation on the consistency of pollinator entry angle.(花の対称性と向きが送粉動物の訪花姿勢の安定性におよぼす影響)

著者名:N. Jirgal (University of Manchester) and K. Ohashi (University of Tsukuba)

掲載誌:The Science of Nature – Naturwissenschaften

公開日:2023年5月17日

DOI: 10.1007/s00114-023-01845-w

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