ボランティアと一緒に標本を整理 「みんなの標本庫」活動を実施
【2023.5.29追記】東信ジャーナル電子版のリンクを掲載しました。
菅平高原実験所では昨年より菅平ナチュラリストの会のメンバーを中心としたボランティアの方と一緒に、毎月押し葉や昆虫標本などの整理を進めています。5月17日は9名が集まり、押し葉標本を台紙に貼る作業を行いました。
押し葉はこれまでに長野県植物誌改訂委員会上田地区担当の方から寄附いただいたもので、ひとつひとつが非常に丁寧に作製されています。長期保管や閲覧の際の破損を防ぐには台紙に貼る必要があり、この日はボランティアの皆さんが見栄えを気にしながら慎重に作業してくださいました。
この活動は昨年から開始した「みんなの標本庫」計画の一環で、当施設にある標本庫を地域の生物情報が集約した場として維持しつつ、一般の方の生涯学習の場として活用することを目指しています。押し葉を貼る作業は毎月第3水曜日(変動あり)の午前中に実施しています。活動にご興味のある方は下記までメールでお問い合わせください。
メール(山中) ikimono_srs#@#un.tsukuba.ac.jp(#@#を@に置き換えてください)
「みんなの標本庫」については2023年5月17日発行の東信ジャーナルで紹介されました。
東信ジャーナル電子版>> 上田市菅平高原の筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所が「みんなの標本庫」の活動に取り組む!
また、この活動は日本科学協会の2023年度笹川科学研究助成により遂行しています。
関連ページ>> 一般市民との協働による地域資源を活用した生涯学習の場「みんなの標本庫」基盤開発(つくばリポジトリ 筑波大学技術報告No.41)
関連ページ>> 長野県植物誌改訂委員会より植物標本2,258点の寄附を受ける