ツマグロヒョウモンを菅平で確認

2023年8月22日、菅平高原でツマグロヒョウモンが確認されました。

菅平高原実験所の町田龍一郎(生命環境系 客員研究員)によると、かつてツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)は南西諸島、九州、四国などの南日本に生息するチョウでした。しかし、だんだん分布域を北に広げ関東地方までの本州でも普通のチョウとなり、さらに東北地方(山形、福島、宮城など)でも目撃されるようになっています。

写真は吸蜜でオトコエシに訪れたヒョウモンチョウ。ミドリヒョウモン(オス3匹、メス2匹)の中に、前翅の先端が黒いツマグロヒョウモン(メス)が1匹混じっています。町田は菅平に住んで約50年になりますが、今回が初確認とのことです。ツマグロヒョウモンはどんどん分布域を広げています。

2023.8.22 上田市菅平高原 町田千雪撮影