開催報告|秋の自然観察会 秋の草原と森の観察、そして滝へ。

2023年10月21日、菅平高原実験所にて、秋の自然観察会「秋の草原と森の観察、そして滝へ。」が開催されました。このイベントは実験所ボランティアスタッフ「菅平ナチュラリストの会」(以下、ナチュラリスト)が企画しガイドを務め、技術職員3名がサポートしました。

この日は一般24名が参加し、県外から来られた方もいました。受付順に少人数グループに分かれ、14名のナチュラリストがそれぞれについて出発しました。ガイドを目指して勉強中の「ナチュラリスト基礎講座」受講生5名も同行しました。

スタート時はまだ冷え込んでいましたが、参加者は事前の連絡どおりしっかりと防寒対策をしてきたようすでした。氷期の遺存種のクロビイタヤやカラフトイバラを見学し、秋のススキ草原から根子岳と四阿山を望み、草花や果実を観察しながら森林を進みました。途中、ミズナラやコシアブラやハウチワカエデなどの紅葉が素晴らしく、参加者はこの時期ならではの風景を楽しみながら大明神の滝(通常非公開)へ到着しました。滝は例年より水量が少なく優しく流れ落ちており、参加者は記念写真を撮るなどしていました。

帰路も太陽に照らされた紅葉を存分に味わいながら歩き、自然の中で時間を共有したナチュラリストと参加者の会話もはずんでいました。今回は小さなお子さんもいて、大きなハリギリの落ち葉を拾ったり、ルーペで種子をみたりなどとても生き生きと参加していました。

参加者からは「滝と秋の果実が見られてよかった」「知らなかったことをガイドに教えてもらえた」「紅葉を楽しめた」といった感想が寄せられました。終了後の反省会ではナチュラリストからも「こちらもとても楽しかった」「スムーズに進められてよかった」という感想が出ていました。

次回の自然観察会は真冬の2月に実施予定です。皆様のご参加をお待ちしています。

草原の観察
シラビソの下で
ナチュラリストが分散して説明
森林のなかへ
溪谷を進む
水の音が近づいてきた
大明神の滝に到着(通常非公開)
水量は少なめ
滝のまわりで休憩
地形の成り立ちについてナチュラリストが解説
見上げると見事な紅葉
帰路
ミズナラやリョウブ、ハウチワカエデなど、多くの木で紅葉が見ごろ
国の登録有形文化財「大明神寮」の前で
オニグルミの樹皮についている地衣類を観察
ズミにも地衣類が
解説するナチュラリスト(中央と右)
小さな子供たちも最後まで歩けました