外来魚ブルーギルは互いに巣を守り卵捕食を避けることで繁殖を広げる

山岳科学センター菅平高原実験所のピーターソン マイルズ イサオ研究員(日本学術振興会特別研究員PD)は、野尻湖に生息するブルーギルの繁殖生態を調査しました。その結果、オス同士が互いに隣接した場所に巣を作り、その周りを警備する行動により、卵捕食を受けにくくしていることが分かりました。外来魚であるブルーギルが日本での定着に成功した要因は、このような繁殖特性にあると考えられます。

タイトル(日本語):日本の湖における外来魚ブルーギル (Lepomis macrochirus)のネスト防衛行動と卵捕食者)

タイトル(英文):Male guarding behavior and brood predators of invasive Bluegill (Lepomis macrochirus)  

         in a Japanese Lake

著者名:Miles I Peterson、atoshi Kitano(長野県環境保全研究所)

掲載誌:North American Journal of Fisheries Management

掲載日:2024年1月12日