山地河川における洪水のタイミングは地形によらず流域の大きさが強く規定する

山岳科学センター井川演習林の山川陽祐(生命環境系助教)らのグループによる研究成果が、この度発表されました。

観測が難しく河川流出データが乏しかった、起伏が大きい中規模な山地流域で、洪水時の水位変動データを多地点で取得することに成功しました。低起伏山地における既往研究との比較から、洪水の伝播は、地形の起伏に関わらず流域面積など流域の規模の影響を強く受けることが判明しました。