動物分類学野外実習/節足動物学野外実習を実施

2024年7月29日~8月3日にかけて、「動物分類学野外実習(学部生対象)」および「節足動物学野外実習(大学院生対象)」が実施されました。本実習は筑波大学山岳科学センター教育関係共同利用拠点公開実習として、他大学にも公開されています。筑波大学生物学類14名、筑波大学大学院山岳科学学位プログラム2名の他、信州大学大学院2名、国際基督教大学2名の計20名が履修しました。

この実習は、講義をはじめ、野外採集・標本作成・スケッチなどの実技を通して、昆虫類全32目の分類と形態を網羅的に理解できる実習です。期間中は断続的に雨が降る中で活動した日もありましたが、皆さん最終日まで熱心に取り組んでいました。

帰るころには、見つけた昆虫を目・亜目(もく・あもく)レベルで瞬時に分類できるようになった実習生もいました。このように、「どんな昆虫でも目・亜目がたちどころに分かるようになる」ことは本実習の大事な目的の一つです。それぞれのキャンパスに戻ってからも、今回の実習で得られた学びや経験を活かし、自然への理解をさらに深めてもらえたら幸いです。

(文・藤田麻里)

菅平高原実験所のフィールドで昆虫採集
菅平高原実験所のフィールドで昆虫採集
大明神の滝(通常非公開)にて
大明神の滝(通常非公開)にて
スタッフ(TAなど)に質問しながら熱心に虫を探す実習生たち
スタッフ(TAなど)に質問しながら熱心に虫を探す実習生たち
屋内では標本の作製や、実体顕微鏡を使ってスケッチをした
屋内では標本の作製や、実体顕微鏡を使ってスケッチをした
おまけ:カゲロウ集会