信濃毎日新聞「今日の視角」で標本整理活動が紹介される
2024年8月3日発行の信濃毎日新聞「今日の視角(鷲谷いづみさん執筆)」で、菅平高原実験所が進めている標本に関する活動を紹介いただきました。
- 信濃毎日新聞デジタル 今日の視角 標本と自然へのまなざし(鷲谷いづみ)(会員限定記事)
2024年3月に植物標本を寄附いただいたニュースはこちら:
- 長野県植物誌改訂委員会より植物標本1,363点の寄附を受ける(2024.4.2)
「みんなの標本庫」に関連した報告書はこちら(つくばリポジトリ):
- 一般市民との協働による地域資源を活用した生涯学習の場「みんなの標本庫」基盤開発(筑波大学技術報告41号、2023年3月発行)
- 一般市民との協働による生涯学習の場「みんなの標本庫」での菌類及び地衣類標本整備に向けた手法開発(筑波大学技術報告42号、2024年3月発行)
2024年度の活動紹介
菅平高原実験所では2024年度も、ボランティアスタッフらと一緒に標本整理活動に取り組んでいます。植物標本については毎月一回「標本の日」という日を平日に設け、長野県植物誌改訂委員会よりいただいた標本を整理しています。
また、2024年度後半に実施する標本庫の配列替えに備えて、7月には中山剛先生(生命環境系 准教授)に講義を行っていただきました。
植物以外の生物についても、標本の整備を進めています。菅平高原実験所の出川洋介(生命環境系 准教授)が行っている「菅平菌類相調査」では、昨年に引き続き毎月一回、樹木園で菌類データを収集しています。採集した菌類の一部は標本にし、標本庫で保管します。
今年8月には菅平菌類相調査の子供版として「なつやすみ菌類観察会」を開催しました。
2024年度の標本整理活動は、日本科学協会の2024年度笹川科学研究助成のご支援で実施しています。