「NPO信州草原再生」設立シンポジウム~後世に受け継ぎたい草原の価値~
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所が共催するシンポジウムのお知らせです。
当センターの田中健太准教授の研究グループはこれまでに、100年以上続く歴史の古い草原が急速に消失していること、生物多様性が特に高くて絶滅危惧種の密度も高いこと、陸上植生の中でも特に保全優先度が高いことを明らかにしてきました。
どの草原を守る優先度が高いのか、どんな草原管理方法が良いのか、草原を守ることで社会にとってどんな価値や公益性があるのか、も分かってきました。
これらの研究成果を活かして社会の中で草原再生を進めるために田中准教授らによってNPO法人が設立され、それを記念する本シンポジウムでは、草原再生の意義や楽しさをお伝えし、皆様とともに話し合いたいと思います。
植物・虫・微生物などの生き物、トレールランニングやスカイランニング、山の縦走路、イヌワシ保全、草原再生の方法や楽しさなど、豊富な話題があります。
【日時】 2025年3月20日(木・祝日)14:00〜16:30
【場所】 上田市文化会館 大ホール 上田市材木町1-2-3 TEL. 0268-22-0760
オンライン部分配信*
(*オンライン配信は、司会・挨拶・全講演が対象です。配信業者が入らない関係上、会場からの質問の音声は入りませんが、講演者による回答は配信されます。登壇者対談は配信されません。)
【主催】 NPO法人信州草原再生
【共催】 筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所
【後援】 環境省、長野県上田地域振興局、上田市
【申込】 オンライン参加の方はこちらからご登録ください。(https://forms.gle/yUXW4jiL73uULnSU9)
現地参加の方は申込不要ですが、上記の登録をしていただければ来場者数の把握をする上で助かります。
【プログラム】
14:00~14:05 開会の挨拶
14:05~14:25 信州の草原の生き物はすごい(丑丸 敦史)
14:25~14:45 草原の新たな活用の可能性(上野 朋子)
14:45~15:05 太郎山系の縦走路:再生活動20年(早川 潤)
15:05~15:25 イヌワシ保全の半世紀(片山 磯雄)
15:35~15:55 楽しい草原再生~歴史の価値を引き出す方法~(田中 健太)
15:55~16:30 登壇者対談

